I’m in Bangkok, Thailand.
お久しぶりです。
ベトナム → ラオス → タイ → カンボジアと旅し、カンボジアから再度バンコクに戻ってきました。これで通算4回目のタイ入国です。
さて、今頃はミャンマーに到着しているハズでしたが、ある問題が先日発生しバンコクに引き続き滞在しています。
今日はそのトラブルについて。
●トラブル発覚まで
今回、予備含め3枚のクレジットカードを持ち、旅をしています。VISAカード2枚、MasterCard1枚です。内2枚のカードは、カード利用がある度にメールに利用履歴が来るように設定しています。
先週ラオスのヴィエンチャンに滞在していた際にこの通知が届き、見覚えが無い金額と利用会社名に「あれ?」と思い、近くのカフェに入りWi-Fiを使って、念のため利用履歴の詳細を確認。
すると、「オンラインゲームの購入」や「FC2」など身に覚えがない利用が数件出てきました。そこで、慌ててカード会社に国際電話。電話はSkypeの国際電話で。
※Skype電話
以前友人に教えてもらったのですが、本当に便利です。そしてめちゃくちゃ安いです。神懸っているサービスです。1分間で約2円です。(日本への固定電話への通話の場合)
今までオーストラリアやタイから日本への電話で利用していますが、通話環境も良くかなり便利です。
クレジットカード会社に電話となると、保留や各担当部署への引き継ぎで1回当たりの通話時間が1時間近くなることもザラです。今回の件で数時間以上電話していますが、それでも約3ドルしか掛かっていませんでした。
※IP電話となるので、折り返しの電話を受けることは勿論できません。
https://www.skype.com/ja/features/call-phones-and-mobiles/
そしてカード会社で電話した結果、不正利用が発覚。
今後の利用の可能性も高いので、その場で緊急停止を依頼しカードの再発行を行う。(しかし、実家宛にカードを送付するので、もちろんすぐに受け取れません。)
そしてその数日後にカンボジアに滞在していた際に、今度は違うクレジットカード会社からカードの利用履歴通知メールが届きました。その履歴内容も身に覚えがないもの。
またカード会社に電話して確認したところ、やはり不正利用が確定。2枚目の緊急停止となりました。
●2枚のクレジットカード停止後
3枚持っていた内の2枚が停止という事態。ピンチだなと思いながらも、まだもう1枚の三井住友VISAカードが残っていたのでとりあえず、旅を続けることに。
そして、先日の金曜日にバンコクにカンボジアから到着。
アンコールワットは馬鹿にしていましたが、めちゃくちゃ良かったです。朝日を撮ることも心の中で馬鹿にしていましたが、気付けば感動してシャッターを押しまくっていました。
当たり前のことですが、ネットの情報や写真では実際の良さや凄さは伝わらないものです。足を運ぶことが大切ですね。
そして、土曜日の夜行バスでバンコクからミャンマーに向かうことに。
土曜日の朝にバスターミナルで事前にチケットを購入し、ゲストハウスに一度戻り、昼にチェックアウト。
ミャンマーの滞在に備え、現金が残り僅かになってきたのでゲストハウスの近くのATMで少額だけ現金を下ろすことに。すると、何度やっても途中でエラーが表示される。
嫌な予感がしながらも、近くにあったカフェに入りWi-Fiを使ってカード会社のウェブサイトで利用履歴を確認。すると、またしても見覚えがない履歴が。ここ2日間で2万円ほど。
ただ、なぜATMで下ろせないか分からないので、それも含めてカード会社に聞くことに。
「9月20日以降の利用履歴に身に覚えがないので確認したいのですが…」
「承知いたしました。・・・そうすると、不正利用の可能性が高いですね。」
「はい、そう思います。ちなみにいま海外にいて、ATMでキャッシングしようとしたらエラーが出て下ろせませんでした。これは、何故でしょうか。」
「少々お待ちください…
お客様はご利用可能金額の限度額まで利用されておりますので、キャッシング利用残高が0円になっています。」
「は、はい!?」
ということで詳細を確認したところ、カード会社にその時点にデータが来ている不正利用分が2万円ほどだけで、実はデータ反映がされていない分がまだあり、その利用を含めると利用限度額いっぱいまで使われていました。
・3枚のクレジットカード合わせて、被害総額は80万円以上。
・現在有効なクレジットカードは0枚。
・手元には緊急用に財布に入れていた日本円2万円のみ。
という状況にさすがに焦りました。
前日にカードが2枚停止した際に友達とLINEで会話しており、「残りの1枚も停止したら絶望だわ〜。死んじゃうわ。」と言ってましたが、早くも現実となりました。
そして、三井住友カードと電話で相談したところ、対応としては今まで通り「カードは今後の不正も考えられるので、取り急ぎ利用停止」となりました。
ただ海外にいる旨を伝え、現時点でクレジットカードが一切無いことを相談し、現金が至急必要なことを伝えると「緊急キャッシング」というサービスを教えてもらいました。
海外滞在時のカードの盗難や紛失の際に、カードを停止した後でも、自分のキャッシング枠内で海外キャッシングのみ利用出来るという内容です。
つまり今の自分に最適なサービスです。初めて知りました。
●緊急キャッシングの流れ
(自分の場合)
①カード会社にVISAのサービスである「緊急キャッシング」の利用依頼・申請
※引き出しにはウエスタン・ユニオンの店舗に行く必要があります。
・引き出し利用国(タイ)を伝える。
・引き出し額を申請。(元々のキャッシング枠内ならいくらでも可能。)
②VISAカスタマーセンターで受付。受取り手続き時に必要となる「送金受取番号」等の情報をもらう。
③指定日以降にウエスタン・ユニオンの対応店舗へ行き受取り
※基本的に受取り国の通貨で受領。(例. 米ドルで申請しても、その分のタイバーツで受取り)
※必要なのは、身分証明書(パスポート)と上記の「送金受取番号」、送金者情報など
という流れ。
大金を持ち歩くのは嫌だったので、ここでは勿論キャッシング枠限度額までは引き出しませんでした。
ウエスタンユニオン店舗は世界中どこでもあるので、今後もし緊急で再度現金が必要となった際は、また申請をしようと思います。
最初はかなり慌てましたが、良い経験となりました。
そして何より、以下のコトを考えると、とてもラッキーでした。
●バンコクで発覚した
バンコクのATMでお金を下ろさずに、ミャンマーに入国してからATMでお金を下ろそうと当初は考えていました。奇跡的にもバンコクで発覚したので通信環境の良い中、カード会社と連絡が取れすぐに対応が出来ました。またバンコクならウエスタン・ユニオン対応店舗も至る所にあります。
※ちなみにミャンマー序盤は田舎町に数日間滞在予定だったので、その町で発覚したことを想像すると恐怖です。Wi-Fiも英語も通じず、ウエスタン・ユニオン対応店舗も無いので、日本からの海外送金も受け取れません。田舎なので、日本円からの両替も出来ません。
どうなっていたことでしょうか…
●緊急用の日本円を持っていたので、とりあえず何とかなる
2万円があったので、バンコクでの追加の滞在費、食費等の心配はありませんでした。
※ただ事件発生時のタイバーツの残金は120B(400円)でした。豪雨でしたが、バンコクの街角で傘が変えませんでした。40Bで買ったカッパを着て歩きました。ゲストハウスの宿泊費を払えなかったので、ツケにしてもらいました。
海外でのクレジットカードの不正利用の問題は時々聞きますが、まさか自分が、ましてや3枚も用意してたのに、全てのカードで被害に遭うとは思いもしませんでした。
1番怖いのが、どこで情報が漏洩したのかが一切不明な点です・・・
※メインで使ってたのは1枚だけで、他2枚はサブ。スキミングだとしても被害場所が想像つかない。恐らく、どこからかのネット経由の漏洩かと思いますが…
というバンコクで起きたプチハプニング。皆さんも、海外旅行時に同じようなトラブルが起きたら、この件を思い出して解決してみてください。
●まとめ
・もしもの時のために、サイフに現金を入れておくことはやはり大切
・国際電話が必要な際はSkypeで
・クレジットカードの利用通知メールの設定をして、被害を早目に気付けるように
やはり世の中は便利なもので、どんなことが起きても何とかなるものです。次回のブログは無事ミャンマーからの更新になることを祈って。
ちなみに、クレジットカードは引き続き一切手元に無いので(再発行しても日本の実家に届く)、当分は現金で旅するしかありません。大学生の頃にインドを旅していた時を思い出すようなアナログな旅になりました。
それでは、また。
★ラオス旅の「1分間ムービー」はコチラ
【the world at 7a.m.】1分間ムービー |ラオス編
★ベトナム旅の「1分間ムービー」はコチラ
【the world at 7a.m.】1分間ムービー |ベトナム編
3 Responses
熱血気絶野郎
大変参考になりました!☆ 陰ながら応援しています!☆
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