モンゴルで星を見る。

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長年の夢だったモンゴルへやってきた。

モンゴルへ来た目的は2つ。

モンゴル相撲でモンゴル人に勝つことと、

中田英寿が「世界で一番美しい」と言ったモンゴルの星を見ること。

ヨーロッパ、イスラエルの旅から日本に帰ってきて、

4日後にモンゴルへ向け出発。

モンゴルへの航空券はイスラエルの空港で購入した。

モンゴルに着くとあまりの寒さに驚く。気温は−20℃ほど。

そして、モンゴルは薪ストーブを利用している家庭がまだ大部分を占めているので、

特に夜はウランバートル市内中が煙で包まれていて、空気汚染がひどい。

モンゴル滞在3日目となり、

凍っている川を渡り、バスターミナルへ向かう。

ウランバートルの中心部から10km離れたバスターミナルへローカルバスで向かう。

運賃は40円ほど。

モンゴルは英語が全くと言っていいほど通じないため、

 

ジェスチャーやモンゴル語で必死にコミュニケーションをとる。

約400km離れた、古都ハラホリンに向かう。バスは中々綺麗で驚く。

(後日ロシア国境近くまで20時間乗ったバスは、-30℃の中、暖房無しのオンボロワゴンだった…)

バスは2時間ほど走り休憩に入る。トイレはもちろん草原だ。

みんなバスから降り、草原へ散っていく。

女性も男性もおもむろにしゃがんでは用をたす。

ゴアンズと呼ばれる食堂に入る。

バスの中で仲良くなったモンゴル人のお兄さんと一緒に座る。

モンゴル・ティーを奢ってもらうが、味に驚く。

なんとモンゴルでは、ミルクティー(ミルクがかなり濃い)に塩を入れる。

そのため、しょっぱいのである。外国人の殆どは苦手で飲めないという。

吐き出すぐらい苦手だったが、奢ってくれたし

 

良い人なので笑顔で、『美味しい!』と言う。

モンゴル人そんな俺を見て喜ぶ。

バスは17時ごろにハラホリンに到着。

この街で唯一のゲストハウス、ムンフスールゲストハウスへ。

さっきの兄ちゃんが、このゲストハウスの主人と偶然友達だったため、

車でバス停まで迎えに来てもらう。

ハラホリンの街は、モンゴル第二の観光地と呼ばれるが、着いて驚く。

『何もねえ…』

ハラホリンの街はモンゴルで珍しく舗装した道路があるが、

人が一人もいないし、車もいない。

さすが世界一人口密度が低い国。(確か)

日本の4倍の面積に250万人しか住んでいないらしい。

ゲストハウスに到着。

ゲルに泊まる。宿泊客は自分だけ。

モンゴル滞在2週間の間にも

しょっちゅう来た理由を聞かれたが、

こんな凄まじい寒さの冬のモンゴルに

わざわざ来る観光客はいないのだそう。

ゲストハウスも殆ど冬期は閉まっており、

探すのが大変だった。

ロシア国境に近い街に行ったときは、

無理矢理モンゴル人家庭の家の

リビングで子供たちに囲まれながら寝ていた。

ゲルの中は意外に広い。

薪ストーブを付けて待つと汗をかくぐらい暑くなる。

ドアを開けて閉めての繰り返しで、温度調節をする。

散歩をする。

『お腹減ったから何かパンでも買いたいんだけど、ここらへんに商店とかある?』

ゲストハウスのおばちゃんに聞く。

『この方向に歩くとあるよ!』

この方向ってなんなんだ…笑

草原は枯れて茶色になっているが、本当に誰もいない。

いるのは羊とヤギのみ。

のんびり歩く。

見渡す限りの草原と綺麗な空。

歩けど歩けど店がない。

やっと見つける。片道2kmほど。

一番近い街の商店まで

往復4km。徒歩1時間。

おやつを買うつもりが夕食になる。

夜になり、旅の目的である天体観測を始める。

この日のために用意した、

三脚とシャッターリモコンを一眼にセットし、

極寒の中写真を撮る。

今まで見たことのない数の星が広がる。

辺りに光は全く無く、真っ暗な中

星だけが広がる。

数えきれない星が輝き、金星や木星が綺麗に見える。

長時間露光撮影に挑戦する。

星は地球の自転のため、少しずつ移動している。

そのため、シャッタースピードを

10分や30分に設定することで、

星の動く流れを撮影することができる。

何十回も挑戦し、ピントや露光、絞りを

微調整する。何枚か撮影に成功する。

気付けば23時過ぎ。

3時間以上も星を見ていたことに。

インドの砂漠で見た夜空に匹敵するモンゴルの星空。

ベッドに入った後も興奮で

中々眠れることができなかった。

2 Responses

  1. 中田英寿の名前を冒頭に大きく出すことで一気に興味を引かれるブログとなることを学びました。メキシコで二日酔いの日本人の顔はモンゴル人だと馬鹿にされています。どうも朝俊龍でした。