ネパールでトレッキングをする。

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ネパールの国土は殆どが山です。

世界最高峰エベレストはもちろん、西のアンナプルナ、中部のランタンなど、

7000m、8000mの山々が大きくそびえ立っています。

そのため、世界中から登山家が

ネパールに行き、山々へ挑戦していきます。

僕は別にトレッキングがこの旅の目的では

なかったので、やること自体迷ってました。

しかし、綺麗な写真を見て、

そして、出会う世界中の旅行者に

『ネパールまで行ってトレッキングしない

なんて頭おかしい。』

という、もはや人間性を疑うようなことを言われ、

確かにそうだよな。と思い直し、トレッキングに行きました。

Pokharaの街からGhorepaniという所を目指し、その上のPoon Hill(3210m)まで行き、

温泉のあるTatopaniまで行くことに決めました。

下山含め3泊4日です。

とりあえず、Kathmanduの本屋さんで、Ghorepani周辺の地図を買います。

 

 

今回も一ヶ月の貧乏旅行だったので、もちろん、登山ガイドはつけませんでした。

そして、登山靴も買うお金がなかったので、自前のランニングシューズで臨みました。

Pokharaに到着し、入山料を払い、許可証を取得します。

これが約3500Rs(=約3500円)。僕の5日分の生活費です。

お金を握る手が少し強くなりました。

ちなみにこの時、11月のPokharaでは異常と言われる豪雨が降り続き、

ネパール人が『前代未聞』と震える異常気象が起きていました。

アンナプルナが綺麗に見えるはずの街が靄と雲で何も見えません。

トレッキングから帰ってきた人たちも

『曇ってて何も見えなかった。こんな天気は

ありえないよ。異常だ…』

と泣きそうな顔で呟きます。

一抹の不安を抱え、出発。

とりあえず、バスでPokharaから、Nayapur(1070m)へ。2時間くらい乗り到着。

ここから1日目はスタートです。

9時過ぎに出発し、同部屋で宿泊してたイギリス人ともお別れし、

1人今日の目的地、Thekedhungaを目指します。

…やはり曇ってる。

のどかな田舎の景色を眺めながら、石だらけの坂道をひたすら歩く。

周りの人々はガイドを従え、スイスイ歩く。

それもそのはず、彼らは荷物を運ぶ専門の人 “ポーター

を雇ってトレッキングをしている訳です。

 

by All Posters©

もちろんそんなお金は無いので、自分でバックパックを背負い、歩きます。

鼻歌まじりの白人たちを12kgを背負い、汗を垂らしながら抜かします。

そんなこんなでほぼ休み無しで歩き続け、

4時間半でTikhedhungaに到着。

適当に決めたロッジへ入る。

シャワートイレ共同で、ベッドの広さしかない約1.5畳の部屋に宿泊する。

一泊100Rs(=100円)。

夕方までゆっくりし、食堂で夕食を済ませ、

夜22時すぎまでスペイン人、中国人、ネパール人、アメリカ人、

そして自分というメンツでお喋り。

部屋に戻るが、寒すぎて笑ってしまう。

よく部屋を観察すると、天井と壁の間に10cmぐらいの隙間が。

『えええええええええ。』

寝袋を取り出し、我慢して眠る。

+++++2日目+++++

そんなこんなで朝。今日も天気は悪い。

6時過ぎに起き、朝食の後7時に宿を出る。

今日は6時間歩き、Ghorepaniへ。最初から難所が。

20cmくらいの石段をひたすら2時間弱登り続ける。

ヒートテックの熱のこもり方が凄い。

30分ごとに1分間の休憩を繰り返し、何とか難所を越える。

昼食を食べずに歩き続ける。雨が強く振ってくる。

もう泣きたくなってくる。

大雨。バックパックで痛む肩。腰痛。そして1人。

バックパックからiPodを取り出し、シャッフルにして元気を出すことにする。

一曲目に流れた曲はウルフルズの『ガッツだぜ』。

タイムリーというか何というか。

トータス松本の気楽さにイライラし、曲を飛ばす。

次の曲は、くるり。

無駄なスローテンポで歩みが遅くなる。もうiPodは諦める。

そして、やっと12時過ぎにGhorepani(2874m)に到着。

平均6時間を4時間で歩く。無駄にストイック。

何軒もあるロッジの中から、適当にGREEN VIEW LOOGEへ。

食堂にストーブがあり、暖かい。

というか、ここが寒すぎる。たぶん5度とかじゃないか。

部屋は今日も100Rs(=100円)。

半分シーツが湿って凍ってる。

ストーブの前で、暖まりながらイスラエル人とお喋りし、

一緒に夕食を食べる。

ネパールにも、インドの時と同じようにイスラエル人の旅行者が目立つ。

今日も寝袋にくるまって震えながら眠る。

+++++3日目+++++

Poon Hill(3210m)で朝日を見るため、4時半に起きる。

停電のため、部屋の中は何も見えない。

懐中電灯で手元を照らしながら、着替える。

とてつもなく寒い。

持っていた洋服の中で一番暖かい格好をする。

ロンTにフリース、ウインドブレーカー、

スパッツに短パン、くるぶしソックスにランニングシューズ。

スパッツとくるぶしソックスから覗く生足が凍傷しそうなくらい寒い。

部屋を出て、Poon Hillを目指す。

まだ真っ暗なため、懐中電灯で照らしながらゆっくり歩く。

1時間弱歩き、ようやく到着。

朝日はもうすぐのよう。

山頂でチャイを売る目ざとい店で

チャイを買おうとするが、相場の10倍くらいで高くて飲めない。

軽装の寒さで震える日本人を見て、各国の登山家が笑う。

なんで、ランニングシューズなの?メッシュじゃん。

てかそのウインドブレーカー、めちゃくちゃ薄いじゃん。

てかスパッツから肌出てるし!!(笑)

こんなにも名前も知らないオーストラリア人に

笑われたのは初めてでした。

可哀想に思ったのか、中国人の方々がチャイを奢ってくれ、彼女のマフラーを

僕に貸してくれました。嬉しくて、写真を撮ってあげました。

山頂はやはり曇り。

何も見えない。

寒さで震えながらひたすら待つ。

本当ならこんな感じに見えるはずが。

5時前から待ち続け、他の登山家は諦めて下山していく。

その中をひたすら7時過ぎまで待ち続ける。震えながら。

そうすると、雲の切れ目から急に山が見え始める。

感動で泣きそうになる。

綺麗すぎる。デカすぎる。

6940mのニルギリ、8091mのアンナプルナ I、8167mのダウラギリらが目の前に。

写真を撮り、8時頃下山する。

一度宿に戻り、朝食をとって、支度をし10時頃出発する。

今日は下山しながら、Tatopaniというところへ。

 予定でも7時間かかるところ。急いで歩く。

小さな町を過ぎながら、歩く。

昔ながらの農業や耕作をしている風景を眺め、子供たちが遊ぶ姿を見る。

平和的で本当にきれい。

途中道に迷いながらも、15時頃に到着。

最後はヘトヘトでふらつきながら。

適当にロッジに入り、綺麗なのでそこに泊まる。

1.5畳ほどで、一泊50Rs(=50円)。素晴らしい。

しかし、よく見ると窓は隙間だらけで、

窓を開けると町のメインストリート。

プライバシーの欠片も無いが、安いのでここにする。

ここの名物の温泉に入り、ゆっくりし疲れを取る。

日本と同じ感じだが、狭いプールという感じ。外国人は水着で温泉に入る。

持ってる訳ないから、ボクサーパンツで入浴。

ネパール人に間違わられ、ネパール人から

めちゃくちゃ話し掛けられる。

リュック・ベッソンみたいな顔のフランス人のおっさんが

はしゃぎまくってジャンプし、泳ぐ。跳ねたお湯が全て顔にかかる。

何も言えない。

+++++4日目+++++

朝7時にTatopaniを出て、

ローカルバスを乗り継ぎ、 Pokharaへ戻る。

結局16時に到着。

宿で仲良しのイギリス人に再会し、寝る。

+++++5日目+++++

朝起きて、部屋から外を見て目を疑う。

めちゃくちゃ天気が良い。

宿の主人に聞けば、昨日から快晴とのこと。

『まじかよ…』

 イギリス人2人と3人で1時間以上かけて丘に登る。登ってびっくり。

というか気付いていたが。。

3200mまで二日間かけて登った景色よりも

850mのPokharaの方が綺麗。

この辛い4日間は何だったのだろう。