【エクアドル】キロトア湖|美しい稜線を辿るハイキングと極寒テント泊

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I’m in Cuenca, Ecuador.

 


 

こんにちは。

エクアドルを旅して1週間が経ちました。

 

今後の旅の予定の関係もあり、泣く泣く早足で旅しているエクアドルですが、本当に最高です。大好きな国の1つになりました。

人々はとても優しく、とてもお喋り。美しい山々や湖に溢れ、バスの車窓から見える景色はどんなに眺めていても飽きません。そして物価も安い。中南米の中でもかなりオススメです。

 

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先日は温泉街であるバーニョスという町に滞在。約4ヶ月ぶりの湯船を楽しみました。気持ちよすぎて、一人でニヤニヤ笑ってしまい、隣のおじいさんに「最高だね。」と話し掛けてしまいました。

湯船に浸かり、出た後のポカポカ感。宿までの帰り道で、久しぶりの感触を楽しみました。風呂上がりのビールも至高です。

 

さて、今回はそんな自然溢れるエクアドルのキロトア湖という場所に行ったときの思い出について。

 

首都キトにはカウチサーフィンで数日間滞在。

街の南端にあるキトゥンべバスターミナルへは市バスで向かう。運賃は30円。キトはバスが街中を走っており、移動がとても楽。

 

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バスターミナルに到着し、タイミング良く5分後に発車というバスの切符を買う。約2ドル。

行き先は、ラタクンガ(Latacunga)という町。キトからは1時間半ほど。

 

ラタクンガのバスターミナルに到着し、窓口でキロトア湖行きの切符を買う。2ドル。

バスは山道を重そうに登る。エクアドルはどこの道も綺麗に舗装されており、移動が快適。コロンビアでも中米の国でも、アスファルトが禿げていたり、未舗装の箇所が多くあったが、エクアドルはどこも綺麗。しかも車線が多いため、(キトは別だが)渋滞もあまりない。

※潤沢な資源によるオイルマネーのためらしい

 

2時間掛けてバスはキロトアへ向かう。バスの車内には、民族衣装を着た先住民の人たちで溢れている。

今までの経験だと、旅行者が珍しいこともあり、こういう方たちは自分に対して警戒感や猜疑心を抱く人が多かったのだが、エクアドルで出会う人々は皆、優しい笑顔で挨拶をしてくれる。

目の端に深いシワを作りながら、「どこから来たんだ?」「どのくらいエクアドルにいるんだ?」と、親しげに質問してくれお喋りをする。そんな日々の小さな思い出たちがエクアドルを好きになった一因でもある。

 

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2時間後にバスはキロトアの村の入り口に到着。一緒に下車した家族とお喋りしながら歩く。思い出したように「ニーハオ!」と笑顔で言われ、「それは中国語だから、『こんにちは』だよ。」と日本語を教える。

 

既に19時前だったこともあり村は少し暗く、そしてかなり寒い。というのは、この村は標高が3700mくらいある。

自分が持っている一番暖かい格好をする。Tシャツに長袖シャツ、ゴアテックスのジャケット。足元はサンダル。完全に秋の装い。そろそろ服を買わないと。

 

5分ほど歩くと宿や食堂が通り沿いに出てくる。村の端まで歩く。村自体は100mで終わるくらいの規模。

一軒の食堂でキャンプができる場所を聞く。テントとマットと寝袋をバックパックに括り付けて旅をしているので、このキロトアでもテント泊の予定。

 

◎コロンビア・タタコア砂漠でのキャンプについてはこちら

【世界一周】コロンビア・タタコア砂漠|壮大な景色と星空とキャンプ
旅する前から気になっていた、コロンビアのタタコア砂漠へ。カルタヘナで購入した1500円のテントを手にバスを乗り継ぎ、タタコアへ向かう。貸し切り状態のタタコア砂漠で観た絶景と星空の思い出。

 

天気は小雨。いち早く寝床を確保したいところ。

村の地図で最寄りのキャンプサイトを見たところ、ここから歩いて30分以上はありそうだ。

 

おばさん、おじさん達にキャンプサイトについて聞くと、「ソコでやりなよ。雨も降ってるから屋根もあるし良いだろう。しかも無料だよ。」と言われる。

彼らが指差す先は、目の前の展望台。

 

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翌日撮った展望台の様子。左のパティオが私の家です。

 

「え?本当にここでやっていいの?」と確認する。

「大丈夫でしょ!」と笑顔で言う。

 

ローカルの人が言うんだから安心だ。

キャンプというより野宿。人々の憩いの場であろう場所に、テントを張る。

 

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気温はどんどん下がっていく。テントを張る手がかじかみ、体も震える。先ほど聞いた食堂で、ホットチョコレートを飲む。子どもたちとお喋りしてまったり過ごす。

 

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本日の”寝床”に戻ると、すぐに寝袋に入る。真っ暗だしやることは特に無い。読書をし、そのまま眠る。

朝3時頃に、あまりの寒さで起きる。気温は0℃近いだろう。こんな格好でいていい場所ではない。ただ、これ以上着るものも無いので、我慢するのみ。日の出を待つ。屋根はあるものの、横なぐりの雨がテントを打つ。

 

1時間ごとに寒さで起きる浅い眠りを繰り返し、6時に起床。テントから出て、展望台へ。あいにくの曇り空。昨日、現地の人に天気を聞いたが、恐らく今日も雨だろうと言っていた。

曇り空ではるが、やはりキロトア湖は噂通り美しい。あまりの大きさに画角に収まらない。

 

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パンをかじりながら、なお寒さに震える。テントを片付け、空いていた食堂でコーヒーを飲み、凍えた身体を温める。バックパックを置かせてもらい、カメラと軽食をリュックに入れ、食堂を出る。

 

このキロトア湖に来たのは、このカルデラ湖の周囲を一周する12kmのハイキングをするため。以前ネットで見た写真が忘れられず、チェックしていた。

キロトア湖はミネラル分を含んでおり、独特なエメラルドグリーンの色をしている。太陽の当たり方によって、その色はターコイズブルーなどに変わったりと、エクアドルの中でも絶景ポイントに上げられている。

 

幸運にも雨は止んでいる。朝7時に歩き始める。一周約5時間だそうだ。

歩き始めると、辺りは次第に明るくなる。写真を撮りながら歩くと、身体はあったまり寒さは治まる。

 

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ケチュア族の人々にもすれ違う

 

バナナを頬張りつつ歩き続ける。高山植物が生い茂り、湖はもちろん、逆側の村々の景色も美しい。次第に空は晴れていく。遠くに更に高い山々も見え、太陽光を受け、湖の色も濃い緑色から明るいエメラルドグリーンに変わっていく。

 

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美しい稜線を歩き続けること約2時間半。この稜線では一番標高が高いポイントに到着する。富士山よりも高い場所を歩き、そして時に急な坂道が続く。道自体は整備され、健脚者には難しくないコースだが、さすがに息が切れる。

 

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標高は3930m。眺望は素晴らしい。立ち止まると疲れが来る気がし、写真を撮るなりすぐにまた歩く。気付けば、Tシャツは汗でびっしょり。

 

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スタートから約3時間。最近出来たというお洒落な展望台に到着する。スタート地点から逆回りに歩き、この展望台まで行って戻るコースが観光客には人気だそうだ。それであれば往復1時間ほど。そもそもスタート地点の展望台で写真を撮り、そのまま帰る人も多い。

 

偶然だと思うが、自分のように一周している人には1人も出会わなかった。静かで美しいコースを1人歩くのは、とても楽しかった。

 

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ほとんど休まず歩くことで、5時間の想定時間よりも早い3時間45分ほどで終了。

 

ヘトヘトで食堂に戻り、残っていたパンとバナナを食べる。50セントで買ったチョコがとても美味しく感じる。

バックパックを背負い、村の入口に戻る。しばらくしてやってきたバスに乗り込む。ラタクンガまでの2時間は疲れと寝不足からか爆睡。

 

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事前の天気予報でも、そして現地の人に聞いても雨と聞いていたが、奇跡的な好天に恵まれたキロトア。

山好き、ハイキング好きの方には是非オススメの場所。ただし、防寒着を忘れずに。

 

メキシコからパタゴニアまで約1万kmを縦断する旅は続き、次はペルーへ。

それでは、また。